この記事を書いた人

- 名前
- 原 卓弥
- 所属店舗
- 吉祥寺本店/浜田山店/新高円寺店
- メッセージ
- トレーニングとストレッチを通してお体の機能性の向上、呼吸改善、肩コリ、姿勢不良からくる痛みの改善をします。会員様には“元料理人“としての知識、レシピ等をプレゼントしています。
- 趣味
- 料理・バスケ
- 得意領域
- 整体ストレッチ・ダイエット・栄養学
こんにちは!
吉祥寺駅から徒歩5分
皆様に支えられて12年目を迎えた
パーソナルジムDREAM CUBE1!
所属トレーナー原です!
筋トレを行う際、タンパク質の適切な摂取は筋肉の成長や回復に不可欠です。本記事では、1日のタンパク質摂取量と効果的な摂取方法について、最新の研究結果や実践的なアドバイスを交えて解説します。
筋トレをしている人にとって、タンパク質は筋肉の材料そのもの。せっかく頑張ってトレーニングをしても、タンパク質が不足していると筋肉は増えず、むしろ分解が進んでしまうこともあります。筋肉を大きくしたい人も、引き締まった体を目指したい人も、正しい量・タイミングでのタンパク質摂取が必要不可欠です。
タンパク質は、筋肉、皮膚、内臓など体の主要な構成要素であり、ホルモンや酵素の材料としても機能します。筋トレを行う際、筋繊維の修復と成長に必要不可欠な栄養素です。
筋トレをすると、筋肉に「微細な傷」ができます。この傷を修復しようとする過程で筋繊維が太く、強くなっていく「超回復」という仕組みが、筋肉の成長です。修復・再生に必要な材料こそがアミノ酸=タンパク質。
特に筋トレ直後から数時間は「筋タンパク合成」が最も活発になる時間帯。このときに十分なタンパク質を体内に供給することが、筋トレの効果を最大化するカギになります。
タンパク質が不足すると、筋肉量が減るだけでなく、基礎代謝の低下、疲れやすさ、集中力の欠如、免疫機能の低下など、多方面に悪影響を及ぼします。筋トレの努力が無駄になるだけでなく、健康そのものにも大きなリスクをもたらすのです。
特に女性やダイエット中の方は、カロリーを控えすぎてタンパク質まで減らしてしまう傾向があるため注意が必要です。
タンパク質の必要量は、運動の強度や個人の目標によって異なります。一般的な目安として、以下のように推奨されています。
軽度の運動(週1~2回の軽い筋トレ):体重1kgあたり1.2~1.4g
サイエンスダイレクト
中程度の運動(週3~4回の中強度筋トレ):体重1kgあたり1.4~1.6g
高強度の運動(週5回以上の高強度筋トレ):体重1kgあたり1.6~2.2g
※参考文献「MAYO CLINIC HEALTH SYSTEM」
例えば、体重70kgの方が中程度の筋トレを行う場合、1日のタンパク質摂取量は98g~112gが目安となります。
自身の体重と運動強度に応じて、以下の計算式で必要なタンパク質量を算出できます。
体重(kg) × 推奨タンパク質量(g/kg) = 1日の必要タンパク質量(g)
この計算により、個々のニーズに合わせた摂取量を把握できます。
まずは現在の体重を基準に上記の係数を掛けて、必要なタンパク質量を算出しましょう。可能であれば体脂肪率や筋肉量を測定できる「InBody」などの機器を利用することで、より正確な必要量の把握が可能です。
「一日分をまとめて摂ればOK」というわけではありません。筋肉の合成は1日中続くため、数回に分けて摂取するのが効果的です。
理想的には「朝食・昼食・夕食」に加えて、トレーニング直後や就寝前などに1回プロテインを補給するパターン。4〜5回に分けて摂ることで、筋肉へのアミノ酸供給を切らさず、効率よく筋合成を促進できます。
よくある誤解が「一度にたくさん摂れば筋肉が増える」というもの。実際には、1回で吸収できるタンパク質の量には限界があり、40gを超えると吸収率は落ちていきます。こまめな分散摂取を心がけましょう。
トレーニング後30分以内は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、筋肉の修復と成長を促進するためにタンパク質を摂取するのが効果的とされています。しかし、最新の研究では、この時間枠は4~6時間とより広い可能性が示唆されています。
※参考文献「VERYWELL HEALTH」
就寝中は成長ホルモンの分泌が活発になり、筋肉の修復が進む時間帯です。そのため、就寝前に消化吸収の遅いカゼインプロテインなどを摂取することで、夜間の筋肉合成をサポートできます。
「高タンパク・低脂質・高栄養」が理想。動物性・植物性をバランス良く取り入れることも重要です。
・鶏むね肉(皮なし):100gあたり約24.4gのタンパク質を含有。
・カツオ:100gあたり約25.0gのタンパク質を含有。
・卵:1個(約60g)あたり約7.4gのタンパク質を含有。
・豆腐:100gあたり約7gのタンパク質を含有。
・レンズ豆:100gあたり約9gのタンパク質を含有。
・キヌア:100gあたり約4gのタンパク質を含有。
間食・補食で役立つ食品やプロテイン
忙しい日でも選び方を工夫すれば、手軽にタンパク質補給は可能です。
元料理人の経験を活かし、高タンパク質で美味しいレシピをご紹介します。例えば、鶏むね肉を使ったヘルシーなサラダや、豆腐と野菜を組み合わせた炒め物など、日々の食事に取り入れやすいメニューを提案します。
朝は簡単に済ませつつ、発酵食品と動物性・植物性たんぱく質をバランスよく。
鶏肉は事前に低温調理しておけば柔らかく時短にも◎。
良質な脂とタンパク質を持つ鮭に、豆腐と海藻でミネラルを補給。
タンパク質の過剰摂取は、腎臓や肝臓に負担をかける可能性があります。一般的には、体重1kgあたり2.2gを超える摂取は避けるべきとされています。
※参考文献「MAYO CLINIC HEALTH SYSTEM」
タンパク質だけでなく、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することで、筋肉の成長や回復が最適化されます。特に、炭水化物はエネルギー源として重要であり、不足すると筋肉の分解が進んでしまう可能性があるため、適度な摂取が必要です。
筋肥大を目指す場合、トレーニング後のタンパク質摂取量を増やし、十分なカロリー摂取も心がけることが重要です。特に、タンパク質と炭水化物を組み合わせることで、インスリンの分泌を促進し、筋肉の合成をより効率的に行えます。
ダイエット中や体重をコントロールしたい場合は、タンパク質摂取量を維持しつつ、総カロリーを調整することがポイントです。低脂肪・高タンパクの食品を選び、食事のボリュームを確保しながら満足感を得ることが大切です。
近年の研究では、筋肥大やパフォーマンス向上のためのタンパク質摂取量に関する新たな知見が報告されています。例えば、筋トレを行うアスリートにおいては、従来の1.6g/kgの推奨値よりもやや高めの摂取が有効である可能性が示唆されています。
SNSでは、高タンパクの食品やレシピが人気を集めています。プロテインパンケーキやオートミールとプロテインを組み合わせた朝食メニューなど、手軽に摂取できるレシピが多くシェアされています。また、高タンパクヨーグルトやプロテインバーなどの市販品も注目を浴びています。
一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせたタンパク質摂取計画を立てるために、パーソナルトレーナーへの相談は非常に有効です。自己流ではなく、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な食事管理が可能になります。
現役のパーソナルトレーナーの視点から、具体的なタンパク質摂取の方法を紹介します。例えば、食事だけで必要量を満たせない場合は、プロテインサプリメントを適切に活用することで、効果的に栄養を補給できます。
基本的には「余剰カロリー」が原因で太るため、タンパク質自体は太りにくい栄養素です。ただし脂質の多い肉や加工食品で摂ると、カロリー過多になりやすいので注意が必要です。
腎機能に問題がない健康な人であれば、適量のプロテイン摂取による悪影響はほとんど報告されていません。ただし腎臓病などの既往がある方は、医師に相談の上で判断してください。
努力を「見える化」することで、継続のモチベーションが高まり、成果にもつながります。
摂取したタンパク質量、トレーニング内容、体重や体脂肪率などを日々記録して可視化することで、「なぜ成果が出たのか」「何を改善すべきか」が明確になります。おすすめはアプリでの管理。
吉祥寺のジムで体の変化を実感したい方へ
DREAM CUBE 1では、電子カルテを使って、毎回のトレーニング記録や体の変化を「見える化」しています。過去の体重・筋肉量・摂取カロリー・栄養状態まで一目で把握可能。吉祥寺でしっかり結果を出したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
筋トレにおいてタンパク質は欠かせない栄養素であり、適切な摂取量やタイミングを意識することで、より効率的に筋肉を成長・維持することができます。また、最新の研究結果やSNSのトレンドを活用しながら、自分に合った食事戦略を構築することが重要です。パーソナルトレーナーのアドバイスを取り入れ、実践しやすい方法を見つけましょう!
それでは、今日はこの辺で!
HAVE A NICE DREAM !!
DREAM CUBE 1
吉祥寺本店